この日は西口ロータリーの立ち入り禁止の柵が所々あいている。何にも工事もやっていないのに、人が通れなくしているこの間の柵には誰もが疑問をもっていたと思う。当局が通れるようにしたのか、通れるように誰かが動かしてしまったのか…とにかく、入れるならここでやろうと久しぶりのロータリーでのタカキンとなった。
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途中でトイレに行くと、機動隊を含む警察官が多数。今日は右翼は来るな、と、思ったが、案の定、2週間ぶりに「赤心報国神桜塾」の街宣車。乗っているのは3人。運転しているのは、前回市民を装って自転車でタカキン参加者の前で自分でこけて、「おまえらのせいで転んでケガしたぞ」と騒いで警察に「こいつら何とかしろ」とわめいていた若者。ついに街宣車デビューをはたした。
あたらしい若者の新メンバーを加えて、右翼は調子に乗る。写真を撮ったら、「勝手に写真を撮るな!」を街宣車からわめき立て、「こいつらは暴力集団だ」とか言ってる。どう見ても暴力団というやつが車から降りてきて、突っ込もうとして警察官に取り押さえられる。西口は例によって騒然。しかしこれだけ騒ぎ立てて押しかけておいて「写真を撮るな」とは恐れ入る。
いつもきているのが高崎市緑町に本拠を置く「政治結社赤心報国神桜塾」。政治資金規正法に基づく収支報告書が総務省のホームページで閲覧できる。
何をやっても大丈夫だと高をくくっているんだろうが、そうはいかない。
タカキンは負けない。確かに子供連れは来れなくなってしまった。だがその分も、みんなはらをくくって毎週集まる。これがどれだけすごいことであるか、そのうち必ずわからせてやりたい。
集会終わり近く、右翼が去ってから、高校生が自転車押しながら、輪に加わって写真を撮っていた。
NHKスペシャルで「新・映像の世紀」という番組を放送していた。20世紀、貴重な映像をもとに歴史を振り返る。20世紀に入ってからこの100年、ずっと戦争の時代だったことがわかる。同時に労働者民衆の生きるための闘いの歴史であったことも。時がたったのだから時代は進化していると思ったら、大間違い。はやり資本主義は、貧困と戦争にたどり着く。その中でアメリカでも共和党の候補者にトランブのようなものが登場してきた。「戦後」のすべての前提が崩れた。その中で安倍政権の戦争法と改憲、核武装のための再稼働だ。
政治家に任せれば、なんていう時代は終わった。
最後に参加してきてくれた高校生に声をかけた。
「戦争始まれば行くのは君たち若者だからね。」
「今度選挙権ももらえますから(そうならないようにしないと)」
「選挙権もらうと今度は徴兵制になったら18歳から行かされるよ」
「そうなんですか!?でも安倍は、そうはならないって言ってましたよ?」
「今はそう言っているよね?だけどぜったいそうならないと思うかい?」
「…」
こんな会話もタカキンが声をあげているからこそ。
戦争は学生運動の弾圧から始まるのは、いつの時代も同じこと。
京都大学で戦争反対とバリケードストライキに起ち上がった学生が、大学に訴えられて、6名が逮捕された。「迷惑だ」…タカキンをつぶそうとする動きとまったく同じ。実は、おかしいことにおかしいと声をあげる行為そのものをつぶして戦争への道をはききよめる。
3・11、5年目の。福島で被曝や帰還を強制されながらも、必死で子供たちを守ろうと闘っている労働者・市民と連帯して、声をあげることが、日本の未来を決める。3・11は声をあげる日、闘いの日にしなければいけない。
反原発福島行動へ、タカキンからも、参加する。みなさんもぜひ、参加しましょう。