原発とめよう群馬声明
前橋地方検察庁と前橋簡易裁判所に対して、
「原発とめよう群馬」の仲間二人の即時釈放を求めます!!
2015年5月20日 原発とめよう群馬
5月13日(水)朝、「原発とめよう群馬」の事務局長 大塚正之さんと、同「原発事故・現状だより」と連続学習会担当の田島俊昭さんが不当逮捕されました。
経緯
5月13日(水)、「原発とめよう群馬」の大塚正之さん、田島俊昭さん、さらに仲間二人の自宅計4ヶ所に群馬県警(公安警察)が「詐欺罪」容疑で家宅捜索に入り、その後大塚さんと田島さんを不当逮捕しました。
翌14日は、各新聞紙が「過激派」というニュアンスで二人の逮捕を報じました。同14日に、前橋簡易裁判所が二人を10日間勾留するよう決定しました。この期間は、さらに10日間延長される可能性があります。
背景
3.11以降、原発をなくそう、福島事故を二度と繰り返してはいけない、子供を放射能から守ろうと、群馬で原発反対の運動は大きく発展し闘ってきました。大塚さんはその中心に、集会・デモの立案、実行活動、各団体との協力など、献身的に働いた人です。
田島さんは、「原発とめよう群馬」関係でほぼ毎週、連続学習会を担当し、現在までに251回を数えます。2012年8月から始まった高崎駅西口再稼働抗議金曜日行動(通称「タカキン」)は5月15日で146回目を迎え、田島さんがその都度発行する「原発事故・現状だより」も133号を数えます。大塚さんと田島さんは、群馬の反原発運動の統一行動に不可欠な存在であります。
二人がなぜ逮捕されたのでしょうか?「勾留状」によると、大塚さんが、自ら携帯電話の契約をする際に(ほぼ4年前の2011年7月16日に)、田島さんに「譲渡」する目的があったのにその目的を隠して家族割引を付けてもらって、それが「詐欺」だというのです。ここには被害もなければ、被害者もいません。携帯の代金は払ったし、ソフトバンクの家族割りは、大塚さんの契約した携帯同士の通話が無料になるだけです。事実、被害届は出ていないと、取り調べの警察官は言いました。「詐欺罪」は完全なでっち上げです。二人はでっち上げの弾圧に「完全黙秘・非転向」で闘っています。
仮に「勾留状」の内容が事実だとしても、なぜ逮捕する必要があるのでしょうか?「勾留状」には、「罪証隠滅」や「逃亡」の疑いとあります。公安警察が家宅捜査をして証拠を過激なぐらい確保したのに、何を証拠隠滅するのですか?ましてや逃亡する理由なんてあるわけがないのです。また、「詐欺罪」が本当なら、どうして「公安警察」が担当するのですか?「詐欺罪」の担当は「刑事部捜査2課」にあるのです。
いつもの高崎金曜日抗議行動には、毎週公安警察の高崎警察署警備課警部補 細谷浩志氏が監視しているのですが、今回の家宅捜査なども彼が担当しています。
今回の不当逮捕は、脱原発運動や民主化勢力への、政治的な弾圧だとしか思えません。安倍政権は戦争法案を夏までに国会で通そうと、7月に川内原発を筆頭に原発再稼働を強行しようとしています。しかし、沖縄で、全国で、何よりこの群馬で、絶対に原発も戦争も許さないと、たくさんの仲間が立ち上がっています。仲間二人の不当逮捕は、この運動の波を押しつぶそうとするものです。
この弾圧を許せば、各地のデモや集会の主催者は、公安警察に、あら探しをされ、誰でも逮捕されかねません。それが安倍政権が目指す日本の在り方です。
抗議の呼びかけ
「原発とめよう群馬」は、大塚さんと田島さんの不当逮捕を許しません。徹底的に抗議します。そして皆で作り上げてきた反原発・反戦争運動をさらに大きく発展させるために、皆さんにともに声をあげ、行動するように呼びかけます。すべての皆さんにこの声明への賛同をお願いします。
賛同の送付先
原発とめよう群馬 〒370-1132群馬県佐波郡玉村町下新田234-3
石川眞男事務所内
ファックス 0270-65-8153
電話 090-9016-0272
メール gungoroso@ybb.ne.jp
抗議先
前橋簡易裁判所 裁判官 川(かわさき)学
電話 代表 027-231-4275
前橋地方検察庁 検事 森中尚志(なおゆき)
電話 代表 027-235-7800
カンパ送金先 郵便口座 00130-6-372720
群馬合同労働組合
賛同者
(名前 肩書/所属)
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