群馬バス分会が立つ!10月12日第1回団体交渉へ!
群馬バスのひどい賃金規程が報告されている。
旧国鉄を下敷きにしていると思われるが、最低賃金ギリギリまで引き下げられている。昨年まで一年契約の契約社員だったが、時給は800円。昨夏、正規雇用に変更するも、賃金は時給は上がっているはずなのに、総額も手取りも下がった人の方が多いという。とにかく安い上に、手当を支給しても、「固定残業代手当」の一部にすると規定していて、どうもその分残業代が引かれているようなのだ。当人たちもわけがわかっていない。わかっているのは、とても長い拘束時間に、計算の合わない残業時間ということだけ。どう見ても足りない残業時間だが、それでも平均して月約75時間ある。
動労千葉の田中委員長に話したら驚いていた。その安さと残業時間の多さに。
「公共交通の運転手で、毎月残業時間が80時間近いなんてまともではない」と。
確かにそうだ。月80時間の時間外労働なんて、明白な過労死水準だ。
群馬バスには私鉄総連傘下の「群馬バス労働組合」がある。しかしこの組合は組合員を守らない。闘わない。それで二人は群馬合同労組に結集した。
基本給は、職務の内容、能力、勤務成績、入社前の学歴または経験等の諸条件を総合考慮の上決定するとなっていて、新しい労働者ほど安い。二人の組合員でも2万円近い違いがある。その上、古い労働者には「退職手当」12000円がつくが、新しい労働者にはつかない。会社は、賃金の高い古い労働者を大事にするのではなく、追い出そうとする。パワハラや嫌がらせをやる。ときにはトラップまであるという話だ。このままではやられる。闘うしかない。それで分会が立った。